経験者の射を見ると、離れの後に弓が手の中で回転していることがあります。これが「弓返り」です。
初心者の中には「弓返りができれば上手な射」と考える人もいますが、弓を意図的に回すことが目的ではありません。
弓返りとは?
弓返りとは、離れの後に弓が弓手の中で回転する現象です。
手の内を含めた射の働きによって起こるもので、単純に手首を回して作る動作ではありません。
弓を意図的に回さない
弓返りをさせようとして離れの瞬間に手首をひねると、弓手の働きや矢飛びに影響する可能性があります。
「回ったかどうか」だけを射の良し悪しの基準にするのは避けましょう。
手の内との関係
弓返りを考えるうえでは手の内が重要です。ただし、手の内も単なる握り方ではありません。
大三、引分け、会、離れまでの弓手の働きを含めて考える必要があります。
初心者は何を意識する?
- 弓を強く握り込まない
- 手首で弓を回そうとしない
- 離れだけを操作しない
- 射法八節全体を丁寧に行う
まとめ
弓返りは「起こすもの」と考えるより、正しい射を目指す中で生じる結果として捉えることが大切です。
弓返りだけを追いかけず、手の内や射法八節全体を見直しましょう。
