「矢がいつも前へ外れる」「後ろへ集まってしまう」。弓道では、矢所に一定の偏りが現れることがあります。
そんなとき、すぐに狙いを動かしたくなりますが、矢所は狙いだけで決まるものではありません。
矢所は射を振り返る手がかり
矢が前や後ろへ飛ぶ原因は一つとは限りません。胴造り、引分け、会、弓手、妻手、離れなど複数の要素が関係します。
一射だけで原因を決めつけず、複数本の矢所を確認しましょう。
前に集まるときに確認したいこと
- 狙いが普段と変わっていないか
- 胴造りが崩れていないか
- 会で身体が動いていないか
- 弓手の働きが変化していないか
- 離れで妻手を操作していないか
後ろに集まるときに確認したいこと
後ろへ外れる場合も同様に、狙いだけでなく射全体を確認します。
特に毎回同じ場所へ集まるのか、それとも矢所そのものが散っているのかによっても考え方が変わります。
すぐに狙いを変えない
射が安定していない状態で矢所に合わせて狙いを変え続けると、本当の原因が分からなくなる場合があります。
まず同じ条件で数射し、射形と矢所をセットで確認しましょう。
動画や指導者の目も活用する
自分では胴造りや離れの変化に気づけないことがあります。可能であれば射を動画で確認したり、指導者から客観的に見てもらったりしましょう。
まとめ
矢が前・後ろへ外れたときは、「前ならこの原因」と一つに決めつけないことが重要です。
矢所を射の結果として捉え、狙いから離れまで順番に確認していきましょう。
