弓道を始めたばかりの方へ。弓具店での購入のコツやオンラインとの違い、信頼関係の築き方などを丁寧に解説します。
弓具店ってどんなところ?
弓道を始めると、最初の壁になるのが「弓具選び」です。道場で貸し出されている備品もありますが、自分専用の弓具を持つことで練習にも一層力が入ります。そんなときに頼れるのが「弓具店」です。
弓具店とは、弓・矢・かけ(弽)・道衣・袴など、弓道に必要な道具を専門に扱っているお店のこと。店舗によってはオーダーメイドのかけや修理対応も行っています。はじめて訪れる際は少し緊張するかもしれませんが、どの店舗でも初心者に丁寧に対応してくれます。
初心者が弓具店で買うべきもの
最初に揃えるべき弓具は、次のとおりです。
- かけ(弽):手に合ったサイズを選びます。
- 胸当て:特に女性は必須です。
- 矢・矢筒・弓・弓袋:所属団体の推奨があれば確認を。
弓具店では、店員さんが試着を手伝ってくれます。わからないことはどんどん質問してみましょう。
弓具店の店員さんとの上手な付き合い方
弓具店の店員さんは弓道経験者であることが多く、とても頼れる存在です。
自分の状況(例:部活で貸し弓を使用中など)を伝えると、より適切な提案が受けられると思います。
信頼関係を築くことで、定期的な調整や修理の相談もしやすくなります。
オンラインショップとの違いと使い分け
近年では弓具の多くがオンラインショップでも手に入るようになりました。時間がないときや、消耗品(弦・下がけ・足袋など)を買うには便利です。
ただし、以下のような弓具は身長や筋力などによって個人差があるため対面で選ぶのが理想です:
- かけ(サイズ・指のフィット感)
- 矢(長さ・素材)
- 弓(強さ=キロ数・太さ)
また、手型を送ってオーダーのかけを作ることもできます。
次のステップに進みたいときのポイント
弓具はどれも長く使えるものばかりですが、上達の度合いに応じて道具をランクアップさせるのもおすすめです。
その際は、最初に購入した弓具店に再度相談するのも良いですが、弓具店ごとの専門分野(かけ師・矢師・弓師など)を意識して選ぶのも良い方法です。専門知識の深い店員さんから詳しい話が聞ける可能性があります。
まとめ
弓道は弓具にこだわることで、上達のスピードや楽しさが大きく変わります。だからこそ、信頼できる弓具店を持っておくことがとても大切です。
最初は勇気がいるかもしれませんが、一歩踏み出してお店に足を運んでみてください。きっと、あなたの弓道を支えてくれる心強いパートナーになりますよ。