新年度、弓道を始める人へ
新しい生活が始まる春。高校や大学で弓道部に入った方は、そろそろ自分の弓具を揃えるタイミングかもしれません。また、社会人として新しい趣味を始めたい方にも弓道はおすすめです。
とはいえ、初めての弓具選びには不安がつきもの。この記事では、初心者におすすめな弓具セットを、わかりやすくご紹介します。
おすすめの弓 2選
1. 最初から買うなら「練心(れんしん)」
小山弓具店が製作している初心者向けの弓で、全国的にも評価が高い一本です。
- 価格:税込30,800円〜(公式オンラインショップより)
- 弓力:10キロ〜12キロ程度がおすすめ
- サイズ:三寸詰/並寸/二寸伸/四寸伸の4種類(※弓具店で相談を)
2. 慣れてからなら「直心IIカーボン」
こちらも小山弓具店製で、安定性と扱いやすさで非常に人気の高い弓です。「悩んだらこれ」と言える定番の一本。
- 価格:税込51,700円〜
- 弓力:練習用より1キロほど強めのもの
- サイズ:身長や腕の長さに応じて選択
弽(かけ)の選び方
カケ選びで最も大切なのは、サイズが手に合っているかどうかです。サイズの合わないカケで練習を続けると、癖がついてしまい後で直すのが大変です。必ず弓具店の店員さんに相談して選びましょう。
構造は主に2種類あり、「固帽子」と「和帽子」に分かれます。特に指定がなければ、多くの方は「固帽子」を使います。
矢の選び方
矢には主にアルミ製とカーボン製があります。初心者には価格が安く扱いやすいアルミ製がおすすめです。
また、矢の「羽根」にも種類があり、見た目や耐久性が異なります。最初は一番安価で扱いやすい「ターキー羽根」が無難です。
道着・袴などの装備
揃えるべき基本装備は以下の4点です:
- 弓道衣
- 袴
- 足袋(冬場はモコモコ素材もおすすめ)
- 帯
夏場は速乾性のある道着、冬場は暖かい足袋を用意しておくと快適です。所属する団体や部活により色や形の指定がある場合もありますので、事前に確認しましょう。
まとめ
最初の弓具選びは悩みも多いですが、道具は長く使うものだからこそ、しっかり相談しながら選んでいくことが大切です。
ぜひ、自分に合った道具を見つけて、弓道のスタートを気持ちよく切りましょう。